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カッパドキアとアンカラ

自然の造形美と古の都市遺産 自然の造形美と古の都市遺産

May.'06

トルコの観光名所として一度は目にするカッパドキアの奇岩は、火山灰と溶岩の層で形成された岩が、侵食により形作られたものです。
迫害されたキリスト教徒棲家として、地上に住居跡が残る他、地下には巨大都市が構築されていることから、自然と文化の複合遺産として世界遺産に登録されています。
大半がビザンチン時代に作られた教会や礼拝堂は、最も保存状態の良い一角を屋外博物館として公開、美しいフレスコ画などを観覧できます。
じっくり観光したい方はギョレメ、ユルギュップ、ネヴシェヒルなどにある、洞窟住居を利用した宿泊施設がお勧めです。
また、視点を変えた観光を希望されるなら、気球ツアーを利用してみてはいかがでしょう。

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1923年、イスタンブールから遷都し、首都となったアンカラは、トルコ近代都市のモデルとして急速に都市計画が進む、トルコ第2の都市です。
その歴史は古く、紀元前5000年にはすでに集落があったと言われています。 旧市街地にはガラテア人よって築かれたアンカラ城、劇場、浴場をはじめとするローマ遺跡など、アンカラを支配した歴代の遺跡や街並みが残り、新市街地と異なる様相を留めています。
アンカラはまた、芸術の町としても有名です。ギャラリーや劇場、映画館、ホールなどが多く、毎年4・5月には国際芸術音楽フェスティバルが開かれ、国内外で活躍する音楽家の公演が楽しめます。

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ヒッタイト王国の首都として栄えたボアズカレ国立公園には、ヒッタイト初期の遺跡が残されています。
世界遺産に指定されたハットゥシャシュ遺跡にはライオン門、地下トンネル、王の門、寺院跡などが残されており、遺跡の規模から世界で初めて鉄器を使用したと言われる高度な文明を有した王国の隆盛ぶりを伺うことができます。
ハットゥシャシュの聖地、ヤズルカヤの屋外神殿跡に残されているのはヒッタイトの神と女神のレリーフや祭壇などです。
アラジャホュックで最も有名な建造物はスフィンクスの門。他にも神殿跡や地下通路が残されています。
なお、ヒッタイトから出土した文化遺産の多くは、アンカラのアナトリア文明博物館で目にすることができます。

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写真提供:トルコ共和国大使館 文化広報参事官室

カッパドキア
【国名】

トルコ共和国
Republic of Turkey

【首都】

アンカラ

【公用語】

トルコ語

【通貨】

トルコリラ

【時差】

-7時間
サマータイム時
-6時間

【平均気温】

夏 23度
冬 8度

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