January.'05
台湾の人たちにとって、旧正月は日本のお正月。
旧正月前後は帰省ラッシュや商店の休業など、通常の観光は困難になりますが、この時期ならではの独特の活気と静寂を体験できます。
台北市の迪化街では「台北年貨観光大街」が開催され、正月用品を買い求めるお客さんでごった返します。
金と赤に彩られた縁起ものの飾り紙や、お飾りはお土産に最適です。
また、レストランなどでは、正月向けの食材や料理がメニューに加わります。
爆竹の爆音とともに新年を迎えたら、地元の人に混じり、初詣や獅子舞見物に出かけてみてはいかがでしょう。
新年初めての満月の日にあたる元宵節は、正月を締めくくる行事が各地で催されます。
特に毎年開催市が変わるランタン・フェスティバルは、街路樹を彩る伝統的なランタンから、巨大ランタンとレーザー光線を駆使したパフォーマンスまで、多彩な光で街全体が彩られる一大イベントです。
開催中は伝統芸能などのイベントやコンテストが各所で行われ、昼夜を問わず楽しめます。
元宵節には湯圓(タンユェン)と呼ばれる米粉で作った団子を食べる慣わしがあります。
餡入り、肉入り、お汁粉仕立て、塩味スープに入れたものなど、食べ方は多種多様。
ランタン・フェスティバルにも、店独自の味付けをした湯圓の屋台が多数並びます。
小さな提灯片手に、好みの湯圓を探す、屋台めぐりをしてみてはいかがでしょう。
写真提供:台湾観光局