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茶園と祭の風景

聖都キャンディの紅茶とペラヘラ聖都キャンディの紅茶とペラヘラ

July.'04

仏教徒とヒンドゥー教徒が国民の85%を占めるスリランカで、特に有名な祭が7、8月の満月夜を最終日として10日間に渡って行われる、キャンディ・エサラ・ペラヘラです。(ペラヘラとはパレードの意)
装飾を施された象が仏陀の聖歯を収めた仏塔(カスケット)を載せ、100頭もの象、ダンサー、神社の族長、ドラマー、旗持ち、松明持ちなどに守られてパレードする様子は圧巻で、まちはこの日のためにスリランカ全土から訪れた巡礼者や世界中の観光客で溢れます。
この時期のスリランカでは、他にもカタラガマ祭り、ベランウィラ・エサラ祭り、ムンネースワラム祭り、ウェール祭り、インターナショナルカイトフェスティバルなど、見ごたえの多い祭が開かれています。

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シンハラ王朝最後の聖都キャンディは、密林と険しい山に囲まれた自然の要塞で、長い間他民族の侵略を阻めたことから、昔のままの生活習慣や建造物が数多く残り、世界遺産に指定されています。
ペラヘラで使用される聖歯が奉安されている仏歯寺は、キャンディ一番の観光名所で、周囲にはヒンドゥー神を奉る神社、ウルパンゲー、キャンディ湖、マルワッタ、アスギリヤ寺院などがあります。
なお、仏教寺院やモスクではノースリーブや短パン等の軽装では入れませんので注意が必要です。

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スリランカといえばセイロン紅茶。ウバ、ディンブラ、ヌワラエリヤとともにキャンディも5大産地のひとつに数えられ、1887年、スリランカで初めて紅茶農園が開かれた場所と言われています。
セイロン茶は一般的に濃色でコクがあり、ミルクティやアイスティに合うとされています。 農園によっては観光客に工場を開放し、テイスティングを行っているところもありますので、避暑がてら茶畑を眺めにいってはいかがでしょう。

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写真提供:スリランカ政府観光局

ペラハラ
【国名】

スリランカ民主社会主義共和国 Democratic Socialist Republic of Sri Lanka

【首都】

スリー・ジャヤワルダナプラ・コーッテ

【公用語】

シンハラ語・タミル語

【通貨】

スリランカ・ルピー

【時差】

-3時間

【平均気温】

低地 27度
高地 16度

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