ユニバーサル的旅ノススメ

September.'05

アイルランド第2の都市コークは、都市化が進む一方で、聖アン教会、シャンドン教会などの歴史ある建造物が今尚町のシンボルとして健在です。
かつては海上貿易で栄え、町に残るバター取引所などで当時の繁栄ぶりをうかがうことが出来ます。
通年穏やかな気候、周辺に景勝地、リゾート地が多いことに加え、交通網が整備され、アクセスが良いことから観光の拠点としても人気があり、観光客が絶えない街です。
また、イベントも多く、中でも10月に開催されるコーク・フィルム・フェスティバル、コーク・ジャズ・フェスティバルが有名です。さらに2005年は欧州文化首都に指定され、一年間に渡りコーク2005が開催されています。

旅の気分を盛り上げたいなら、是非パブを訪れてみてください。 店内には、独特のリズムをもつコークなまりが飛び交い、音楽とダンスで深夜まで賑わいます。
アイリッシュパブといえば黒ビール、黒ビールといえばギネスが有名ですが、ここコークでは地元で醸造される「マーフィーズ」や「ビーミッシュ」が一般的です。 ギネスに負けず劣らずの風味と喉越しは、コークを訪れたら是非味わいたいものです。
黒ビールと並びアイルランドを代表するお酒といえば、アイリッシュ・ウイスキー。
コークから車で約30分のところにあるオールド・ミドルトン蒸留所は、アイリッシュ2大ブランドのひとつ、ジェムソンで知られる蒸留所です。世界最大のポットスティル（蒸留器）が残り、ウイスキーの歴史や製造方法の紹介、試飲が楽しめるガイドツアーが常時行われています。

カラフルな建物の町並みが多いアイルランドの中で、とりわけ有名な町がキンセールです。
小さいながら、国際的なヨットハーバー、アイルランドのシーフード食文化の中心地としても知られ、港から揚がったばかりの新鮮な魚介類を味わえるパブが、昼間も営業しています。
また、秋に開催される「キンセール秋の味覚祭」では、街中のレストラン、ホテルが自慢料理に腕を振るいます。