March.'08
島の中央に大西洋中央海嶺が走るアイスランドでは、プレートの移動による大地の裂け目(ギャゥ)を目にできる、世界でも珍しい場所です。
930年、世界初の民主議会の開催地として世界遺産に登録されたシンクヴェトリルは、国家的聖地の保護を目的に整備された国立公園ですが、風光明媚な風景と様々な表情のギャゥが楽しめるエリアとしても大変人気があります。
また、火山活動が活発なアイルランドには間欠泉が多く、この間欠泉を目的に訪れる観光客も少なくありません。
残念ながら、英語の間欠泉の語源ともなったゲイシール間欠泉は、現在ほぼ活動を休止していますが、隣接するストロックル間欠泉は今も一定時間おきに熱湯を空高く吹き上げ、迫力満点の姿を見せてくれます。
尚、シンクヴェトリル国立公園とゲイシール、グトルフォス(黄金の滝)を含むアイスランド南西部は、アイスランドの自然の驚異を楽しめる観光スポットが多く、ゴールデン・サークルと呼ばれ、
アイスランド観光に欠かせないエリアとなっています。
アイスランドでは活発な火山活動より得る地熱エネルギー利用に積極的です。
中でも世界最大の露天風呂、ブルーラグーンは、地熱エネルギーが生み出した最も有名な副産物でしょう。
国内外問わず人気があるこの人工温泉の周辺には、レジャー施設や宿泊施設が整備されていますので、数日滞在し、夜、漆黒の闇に広がる幻想的なオーロラの光を眺めながら北端の露天風呂を楽しんでみてはいかがでしょう。
アイスランドの首都レイキャヴィークは、高い建物が殆どない、端正で美しい街です。
クリーンエネルギーの導入により、きれいな空気と自然を大変身近に感じる環境を形成しながら、国民の約7割にあたる人口の生活を支えるインフラもしっかり整備されています。
また、劇場、博物館、美術館、ショッピングセンターなど、芸術、娯楽施設も多く、特に冬季はコンサートやオペラ、展覧会などが毎日のように開催されています。
その特異な地形や自然条件ばかりがクローズアップされがちなアイスランドですが、レイキャヴィークに滞在し、北欧の小さな都心の豊かな暮らしを体験するのもオススメです。
アイスランド共和国
Republic of Iceland
レイキャヴィク
アイスランド語
アイスランド・クローナ
-9時間
夏 14~9度
冬 2~-1度