基本的な考え方 |
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保険とは、予想できないリスクに対しての備えです。
この備えは万一の場合、大変心強いものですが、
そのために「保険料」という形で積み立てなければなりません。
高額な「保障」を期待すればするほど、保険料はかさみ、日常生活を圧迫してしまいます。
こうなってしまっては本末転倒ですね。
だからといって、保険に加入していないと、万一の際、
大変な負担を背負ってしまう可能性もあります。
保険に加入しないという選択にもリスクは伴うのです。
あなた自身が負担し、あなた自身を守る大事な保険。
最小限の負担で、希望通りの保障が受け取れる方法を探っていきましょう。
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生命保険について
※1
「第10回『葬儀についてのアンケート調査』報告書」/2014年」より算出 |
もし、あなたが既に既婚者、あるいは一家の大黒柱で、
扶養しなければならない家族があるのであれば、
ある程度高額な生命保険に加入する必要があるでしょう。けれど、
独身で扶養する家族がないのであれば、基本的に死亡保険金は必要ありません。
けれども、万一の時、残された家族に葬式代くらいは用意しておきたいもの。
葬式代は189万円前後が目安※1。
社会に羽ばたいたばかりの新社会人には高額ですよね。
死亡保険金はイコール葬式代と考え、
200~500万円程度の死亡保障を目安
に選んでみてはいかがでしょう。
事業所によっては従業員の万一の際、
弔慰金や死亡見舞金などを支給する場合がありますので確認し、
保険金設定の目安にしましょう。
また、将来結婚し、扶養家族が増える場合に備えたいならば、
ライフステージ毎に見直しが容易に行える商品を選ぶと良いでしょう。
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医療保険について
※2健康保険・年金・雇用保険の3つ
※3
(公財)生命保険文化センター「平成25年度 生活保障に関する調査」
過去5年間に入院し、自己負担費用を支払った人[高額療養費制度を利用した人+利用しなかった人(適用外含む)]
※治療費・食事代・差額ベッド代に加え、交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品などを含む。高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額です。
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給料から月々天引きされる公的保険※2は、
あなたを不慮の事故や病気から守ってくれる強い味方です。
ですが、それだけで十分といえるのでしょうか。
例えば入院1日あたりの自己負担額は公的医療保険でカバーされる部分を差し引いても、平均21,000円となっています。※3。
収入が少ない内はこれは大変負担になる金額です。
医療保険は種類が多く、がん保険、特定疾病保障保険、介護保険や、女性特有の病気に対応した保険も医療保険に該当します。
保障内容もそれぞれですから、ご自分のライフスタイルに合った商品を選ぶとよいでしょう。
尚、生命保険同様、事業所によっては傷病手当金などを支給する場合がありますので確認しましょう。
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